私が考える会社運営
私は起業をした時は、個人事業として事務所を運営していたのですが、現在では法人化して数名のスタッフがいる組織になりました。
人数が少ないとは言え、会社という目的を持った組織の中に人が集まっている以上、経営者にはマネジメントを行う必要性が生じます。
私は企業のコンサルティングを行うこともあるのですが、人数が少なくてもマネジメントを疎かにしている企業は、問題が生じやすく、さらに問題が生じても悪化するまで対応できずに企業の力が弱体化してしまうということも知っています。
そのため、自社では人数か少なくても経営者としてリーダーシップを取ってマネジメントをしていくという意識を持っています。
今回の記事は、私が意識しているマネジメントについてまとめてみました。
私が目指すチームマネジメント
起業してから、日常の中で生じる健康、人間関係、教育、仕事などの悩みやスポーツでの挑戦、自己実現、そしてセカンドキャリアの相談、企業と働く人の関係を援助する取り組み、と大きく分けると3つの分野で仕事として心理的な援助を行ってきました。
今は、私が取り組んできたことを支え、広げてくれる仲間が少しずつ増えて来ています。
社内だけを見るとまだ人材が定着したとは言い難いですが、私は社員として人が増えることにこだわっているのではなく、AXIAという組織を起点に生まれたつながりが、社会に貢献する力になっていけばと考えています。
私は、働く人にとって3つの要素を含む環境であることを意識して会社を運営しています。
多様性の受容と理想の共感
私は、個性ある人たちがAXIAという組織を活用して欲しいと思っていますが、共に活動していくためには多様性を受容するだけでなく、理想に共感できるということが必要だと思っています。
これまで数人の人にAXIAに関わっていただきましたが、今一緒に働いている人も離れていった人も、協力関係にある人も良い関係が築けている背景には『理想への共感』があるように感じています。
力を入れたい仕事、目指す成長の形、ライフワークバランスへの考え方の違いなどの多様性を認めても、上記の3つの要素への共感がある人なら一緒に活動していけると思っています。
新しい形の会社を目指す
私が就職をしたのは2013年でしたが、その頃は個人がホームページやブログを持つ、SNSアカウントを持つということはありませんでした。
しかし、今は個人がネット上でさまざまな形で情報を発信することができている時代です。
このブログもその1つです。
2013年ごろなら、会社で社員として働くことで会社の築いてきた信用を借りて仕事ができていましたが、今はやり方によっては個人に多くのファンが付き、信用を得ていくことが可能になっています。
このような状態だと企業は『給料を渡すから深く考えずに働け』という姿勢を取り続けることが難しくなるはずです。
今は、企業と個人が良いパートナーシップを結ぶという意識と仕組みの両方を兼ね備えた企業づくりが必要ではないかと思っています。
特に私の会社のような新しく小さい会社は、柔軟に方針や仕組みを作って行くことができるので、これまでの企業のやり方に沿うのではなく、ここ数年の社会の変化と今後の予測を会社づくりの手掛かりに運営しています。
会社というよりは、多様な個性が理念に共感して社会に貢献する取り組みを生み出していくチームを作るという意識で会社経営をしていきたいと思っています。
この記事を書いた人
衣川竜也
アスリートのキャリア構築を支援するオンラインサロン