ビジネスを軌道に乗せた好きな仕事と必要な仕事の選択

ブログとしてサイト管理者の衣川竜也が自分の体験や考えていること、日常の出来事などを記事にして配信しています。

好きなことを仕事できた経緯

ブログとして最初に投稿する記事は、私が起業してどのようにしてやりたい仕事を形にしてきたのかということについて書きました。
自分の好きなことや得意なことを仕事にしたいと考えている人のヒントになればと思います。

私は、人を心理的な側面から支援することを仕事にしたいと考えて企業をしました。
もともとスポーツの関する心理学も医療的な心理学も興味があり、学生の頃から本を読んでいました。
起業を志したのは、会社を辞める2年ほど前くらいですが、最初に教養として心理学を学びたいと思ってカウンセラー資格の取得を目指しつつ、資格取得以外の勉強も続けている中で、起業を考えるようになって行きました。

起業した後は、先に心の悩みを抱えた方の相談を受ける機会が増えていきました。
それはカウンセリングの勉強を進める中で必要な知識を学び、カウンセラーとして世の中に必要な働き方が見えて来ていたので、そちらを先に仕事として確立していこうと考えたのです。
好きな仕事と必要な仕事という視点で言うと、必要な仕事から最初に進めていったということです。
ただ、必要な仕事を行う準備を進めながら、同時進行で好きな仕事をするための準備も開始しました。

私にとって心の悩みを抱えた方のカウンセリングは、世の中から必要とされていると感じたから行うようになった仕事です。
そして、スポーツコーチングの仕事は、スポーツが好きだったので挑戦してみたいと考えて始めた仕事です。

スポーツ心理に関わる仕事をしたい

起業してからは、先に心の悩みのカウンセリングの需要が多く、その仕事によって収入を確立していきました。
そして、仕事の状況を見極めつつスポーツ心理に関する仕事を行っていく準備を始めました。

私は小学1年生から剣道をしていて、幸い会社も剣道部のある企業に就職することができました。
剣道以外の競技にも興味があり、子供のころから特定のチームを応援するのではなく、特定の選手に興味を持ってその人のことが書かれた本は良く読んでいました。
競技という環境の中で自分を高め、心を磨いていくアスリートの姿に子供のころから惹かれていたことが、心という観点からスポーツを見てみたいという気持ちにつながったのだと思います。

実際にどのようにしてスポーツの仕事を増やしていったかというと、それはホームページを作ってアスリートにとって有益だと思える記事を増やしていくという方法を取りました。
競技生活で課題を感じているアスリートにとって参考になる情報をホームページから得て頂き、その上で相談をしたいと思う人がコーチングを受けに来てくれるという形で相談依頼が増えていったのです。
その経過の中では、チームからの依頼もあり、私が担当したチームが成績を残してくれたことで同じ競技の他のチームからも依頼が来るという感じで仕事が増えていきました。

メンタルトレーナーとしての活動

起業して2年目くらいから少しずつスポーツに関する相談も増えてきて、真剣にスポーツに打ち込んでいる児童、学生から実業団やプロで活躍している選手まで幅広い依頼を頂くようになっていきました。

公開できる範囲でいうと、下記のようなチームや選手のサポートをさせて頂いた実績があります。

  • 寺田明日香選手 (陸上 100Mハードル)
  • 三菱重工株式会社 神戸・高砂硬式野球部
  • 新日鐵住金株式会社(現 日本製鉄) 広畑硬式野球部
  • SGホールディングス株式会社 女子ソフトボール部
  • 東洋大学附属姫路高等学校 剣道部

スポーツに関する仕事は、担当したアスリートやチームが活躍してくれることで手応えを感じることができます。
メンタルトレーナーが関わったことがどれほど影響したのかは容易に測れるものではありませんが、試合の内容や試合の中での選手の心理状態などを聴いていると、貢献できたことが感じられます。

2つの仕事の経験が循環して強みになる

心身の不調や性格の偏り、人間関係などから生じる問題の相談に応じるカウンセリングの仕事と、スポーツに関する心理的な相談に応じる仕事を行っていることで非常に良い循環が生じています。

アスリートの相談の中には、ストレスで調子を崩して、うつ症状やパニック発作、過食行為で悩んでいる人もいます。
そのような相談にも対応できる経験を積んでいることは、スポーツに関する相談を受けるときに活かされています。

反対にアスリートのサポートを通じ、柔軟な心の持ち方、自分を支える心のあり方ができている人と接する機会は、心の悩みに関する相談に関わる際に人の心の成長のイメージを描きやすいという点で活かされています。
心理という側面から人の援助を行う仕事は、関わるテーマに違いはあれど、本質的な部分には共有する課題があるため、どちらの相談の経験も積める仕事の仕組みを作ることができてよかったと思っています。
2つの仕事で得た経験は、双方に影響を与え合って自分の強みになっていったと感じています。

プロの仕事は好きなだけは続けていけない

私はスポーツに関わる仕事がしたいという思いはありましたが、好きだという思いだけで好きなことを仕事にしようとすると失敗をする確率が高くなると思っています。

仕事は、広い意味で人の欲求を満たしたり、欲求不満を解決すること、だと思うので、仕事を選ぶ際に好きであること以上に求められることなのかという視点を持って方向性を決める必要があります。
カウンセラーとして自分と家族を養うだけの生計を立てることができるようになれない人は、自分のカウンセラーになりたいという気持ちよりも自分がカウンセラーとして求められる要素があるかという現実に目を向けて準備をした方がいいと思います。
自分の仕事は社会から求められているのか、自分のサポートを必要としている人はどんな人なのか、という視点を持って進めていくことが継続性のある仕事の確立につながります。

自分の仕事を確立していきたいと考えている方は、『自分のできることは社会に求められることなのか?』という点を持って取り組んでみることをお勧めします。

この記事を書いた人

衣川竜也

衣川竜也

株式会社AXIA 代表取締役
メンタルトレーナー、心理カウンセラーとして大阪を拠点に活動しています。
このサイトでは、主にアスリートのキャリア構築に関する心理的要素について
記事を書いています。

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