ブログとしてサイト管理者の衣川竜也が自分の体験や考えていること、日常の出来事などを記事にして配信しています。
成長のために変化は避けられない
今回の記事は、私がビジネスを行う上で転機となった3つの決断について書いています。
起業から4年ほどで仕事は徐々に軌道に乗っていましたが、伸び悩みも感じていました。
伸び悩みを感じたり、課題を感じた時には、事業を成長させる為に小さな変化を起こす必要だと感じて実行しました。
自分でビジネスを起こした場合、どこかで重要な決断を迫られるタイミングが来ると思います。
そんな時、私の場合はどのような決断をしたかということが、他の方の参考になればと思って記事を書きました。
1つ目の決断|事務所の移転
最初に事務所を構えた場所は、大阪市鶴見区の放出(はなてん)という地域です。
この場所は、大阪市の東側の地域で中心地からは外れています。
移転をする前は、少しづつクライエントが増えていたのですが、あと一歩伸び悩んでいる感じがしていました。
そんな時、同じ経営者交流会のメンバーのコンサルタント会社の社長から、「移転すればもっと伸びると思うよ」というようなことを言われ、その人を信頼していたので即決断しました。
結果的に移転後の予約数は伸び続け、2年後には3倍ほどの予約数になっていました。
2つ目の決断|カウンセラーの募集
起業して2年目くらいから、もともと知り合いだった女性がNLPの資格を持っていたので、活かせる場を提供するという形で私の事務所で働くようになっていて、自然と2人体制になっていったのですが、移転後の予約数の伸びと今後のビジョンから逆算をして、2014年にカウンセラーの募集を開始しました。
その時に1名の女性カウンセラーを採用し、移転前から在籍していた女性カウンセラーが事務所を離れるタイミングで男性カウンセラーを募集しました。
現在は、私を含め2名の男性カウンセラーと1名の女性カウンセラーで相談に対応しています。
カウンセリングという仕事は、日本ではまだまだ人の悩みに対応できる心理的な安定が得られていない人が取り組もうとしている側面があり、プロとしてカウンセリングがすることが難しい人が少なくないという現状です。
カウンセラーの募集は、カウンセリングの部門を任せることができる人材を育てるため決断だったのですが、これまでAXIAで働いた人のうち5名のうち2名は独立をして自分でカウンセリングを行っていて、1名は自分でこの仕事は自分には難しいと判断し、1人は残念ながら資質が満たないと判断して契約を解消しました。
カウンセラーを育成するための決断は、結果的にはある程度の成果はあったのですが、事務所を任せることができる人材の育成は、今後の課題として残っています。
3つ目の決断|法人化
2014年には、個人事業として運営したカウンセリングオフィスAXIAを株式会社AXIAとして法人化しました。
法人化した理由は、カウンセリングやコーチングなどの心理的援助をする仕事の信頼度を上げるためと個人の相談に対応しているからこそ得られる経験を企業やスポーツなどのチームに対するメンタルサポートに活かして新たな事業を始めるためです。
1つの業界が活性化して、より資質の高い人が業界に参入してくるためには、今その業界で活動している人間が成長していくことが必要だという考えを持っていたので法人化という結論に至りました。
上記のような決断によって乗り越えていくべき課題は増えていますが、少しずつ良い形に変化していっていると感じています。
私は、『健康、教育、スポーツ、企業における社会的課題の解決を目指す』というミッションを持って事業を行っていますが、これからもこの方向性を見失わずにいろいろ挑戦していく予定です。
まとめ
1つ目の決断は、事務所の場所に関するものでしたが、この時は最初に事務所があった場所といくつかの移転候補先を比べて、それぞれの場所はどのような人の流れなのかを分析しました。
大阪は電車に乗って移動をする人が多いので、複数の路線が通っている場所で主要な駅からのアクセスが良い駅の近くに事務所を置くことが望ましいと考え、南森町に移転したのです。
2つ目の決断は、自分の仕事の幅を広げるためにも事務所の収入の柱となる心の悩みのカウンセリングを担当できるカウンセラーを増やすというものでした。
この決断は、人の定着と育成という課題に直面することになりましたが、一旦人を増やしたことによって組織全体として仕事を受けることができるキャパシティを広げることにつながりました。
一度増やした人数までは、人を補充することに抵抗がなくなったため、現在は根気よく後に続く人材を育成するための取り組みを行っているところです。
3つ目の決断は、相談依頼も増え、スタッフも増え、法人からの仕事の依頼も増えていくという中で、他の2つの決断に比べると比較的容易に行うことができたように思います。
流れの中で自然と訪れた決断だったので、思い立ってから実行に移すまであまり時間は掛かっていません。
私の場合、どの決断も今のところ良い方に結果が出ていますが、今後行っていく決断も同じように上手くいくとは限りません。
ただ、現状をしっかりと分析して、自分がどうしたいかという意思だけでなく自分の仕事を取り巻く現状はどうなっているのかということを把握して考えるようにして行けば、根拠のない無謀な決断にはなりにくいのではないかと経験から感じています。
おそらく、今後も重要な決断に迫られるときは来ると思いますが、それも楽しみにして仕事をしていきたいと思います。
この記事を書いた人
衣川竜也
アスリートのキャリア構築を支援するオンラインサロン