パソコンへの苦手意識とキャリアの選択肢
アスリートの中には、パソコンが苦手だという意識を持っている人がいます。
昭和生まれのアスリートに比べると、平成生まれのアスリートの中には学生時代からパソコンに触れる機会が多くなっているにも関わらず、パソコンが苦手だと感じている人がいるのです。
昭和生まれのアスリートならパソコン自体に触れた経験が少ないことが苦手と感じる原因だったのですが、平成生まれのアスリートは少しニュアンスが違うようです。
どのように違うかというと、パソコン自体はゲームをしたり、ネット検索をしたりなど、ある程度使い慣れているけど、仕事でパソコンを使うことに対して具体的にイメージできないため、何となく難しそうだと感じて自分にはできないような感覚を持っているようです。
苦手意識でキャリアの選択肢を狭めるのはもったいない
アスリートは、競技レベルが高いほど競技中心の生活になるので、パソコンに触れる機会が増えるのもビジネスをするのも引退後になることも多いでしょう。
そのためビジネスに関するイメージが乏しいため、パソコンを見てもネット検索とゲームをする以外のイメージが持てないのは当然です。
重要なことは、イメージがわかないことで苦手だと決めつけないこと。
アスリートの話を聴いていると、パソコンが苦手だと思い込むことによって無意識に引退後のキャリアの選択肢を狭めていると感じることがあります。
パソコンを使わない職業でないと自分はやっていけないと考えて進路を限定していたり、何らかの仕事を始めてもパソコンを使うことで生まれる可能性を放棄していることがあります。
アスリートなら競技生活の中に、できないと思っていたことも練習をすることによってできるようなイメージを持つことができて、実際にできるようになったという経験があるはずです。
パソコンもこれと同じだと思って取り組むことが大切です。
パソコンは、引退後からでも練習すればパソコンを使えるようになります。
仕事をしながらパソコンを使っていると、便利さも感じるし、仕事に活用できるイメージも湧くようになって苦手だとは感じないようになるでしょう。
パソコンに慣れるための方法
パソコンを仕事でつかえるようになるには、実際に仕事の中で使って見るのが手っ取り早いので、パソコンを使い始めるのは引退後からでも遅くはありませんが、現役中に少しでもパソコンに慣れておきたいと思うのであれば良い方法があります。
その方法とは、パソコンでブログを書くことです。
ブログを書くならスマートフォンでもできますが、敢えてパソコンでやってみて下さい。
仕事では、パソコンで文章を書く必要性がある場合も多いので、パソコンで文章を打つことに慣れておくと良いでしょう。
自分の手元を見ずに、視線を画面に向けて思った通りの文章が打てるくらいになっていれば、仕事でパソコンを使い始めた時に役立ちます。
また、自分で考えて文章を書くことにも慣れておくと、選べる仕事の選択肢も増えます。
実際に現役生活を続けながら、コピーライティングで収入を得ているアスリートもいて、自分で考えて文章が作れる能力を持っておくことがビジネスに役立つことを証明してくれています。
具体的なことは下記の記事を読んでみて下さい。
競技経験を活かして新しいスキルの獲得を目指す
パソコンへの苦手意識は、アスリートがセカンドキャリアで自信を無くしてしまう要因の1つでもありますが、上記でも書いたように引退後も競技生活と同様に新しいスキルの獲得によって解決できる課題はたくさんあると心に留めておいて欲しいと思います。
アスリートとして何度も何度も繰り返してきたことをビジネスでもやっていけばいいだけです。
仕事をする上では、パソコンだけでなく様々なスキルを身に付ける必要性が生じることはたくさんあります。
多くのことは練習によってできるようになることは競技生活の中で体験しているはずなので、セカンドキャリアでもその発想で取り組んで欲しいと思います。
ビジネスにおいても新しいスキルの獲得は、必ず自分の身を助けてくれるでしょう。
この記事を書いた人
衣川竜也
アスリートのキャリア構築を支援するオンラインサロン