現役のうちから想像しておいて欲しいアスリートのキャリア
現役生活真っただ中のアスリート、引退をしたばかりのアスリート、引退して新しいキャリアを築いているアスリートなど、いろんなアスリートの話を聴いてきた中で感じていることは、現役の頃から引退後に生じる課題を想像できていた人ほど、引退後のキャリア構築はスムーズにいっているということです。
現役生活の中では、競技に関してどのような課題が表れるかということを自然と想像しながら、課題をクリアする力をつける準備をして試合に向けて準備をしていたと思います。
この想像をして準備をするという課程は、引退後のキャリアの中でも活かすことができます。
この記事では、アスリートが引退後のキャリアについて心の準備や具体的な行動を起こすための手掛かりとなる情報を“セカンドキャリアで直面するハードル”としてリストアップしています。
現役真っただ中の選手も引退後のキャリア構築に苦労されている選手も参考にして頂ければと思います。
■セカンドキャリアへの移行と心構え
引退後のアスリートの中には、引退後にいくつもの課題に直面して、試行錯誤しながら乗り越えていきセカンドキャリアを確立している人もおられます。
正直、バイタリティのある人は、ある程度行き当たりばったりでも状況を良くしていく力を持っているのも確かです。
しかし、競技生活ではいくつもの課題を乗り越えてきたのに、セカンドキャリアで直面する課題に対しては自分は無力のように錯覚をして行動を止めてしまうアスリートがいるのも事実です。
そのため、アスリートが自分が直面している課題を乗り越えるための視点を持ってもらいたいと思いこの記事を書いています。
セカンドキャリアでは、どのような課題に直面することになるのかという心構えがあれば、課題との向き合い方も変わっていくと思います。
このページでは、課題をリストアップしていて、そこからそれぞれの課題について詳しく解説したページを見ることができるようにリンクを設置していく予定です。
セカンドキャリアで直面するハードル
アスリートが直面するセカンドキャリアのハードルとして思い付くものをリスト化してみました。
下記のいずれか、もしくは複数をセカンドキャリアの中で感じる人は多いと思います。
※各項目について解説したページも作成中で、作成後は下記の文章にリンクを設置していく予定です。
- 『自分には競技しかできない』という思い込みがあり、新しい習慣が確立しにくい。
- パソコンを使った作業をした経験が乏しく、新しいキャリアの選択肢を限定してしまう。
- 競技生活で養った精神的な力を仕事で活かすことができていない。
- 競技生活で感じていたようなモチベーションの高まりが感じられない。
この記事を書いた人
衣川竜也
アスリートのキャリア構築を支援するオンラインサロン